快適な暮らしをしたいというのは、住宅を建てる上で大前提となることではないでしょうか?快適な住み心地の家を建てるのには、それぞれの家族に合った間取りプランが必要不可欠です。
もちろん、それをすべて自分で考える必要はありません。なぜなら、間取りはどれくらいの面積の家ができるのかなどは、建てる土地に合わせてある程度は決まってくるからです。
土地の詳細を工務店や建築家に伝えれば、大まかなプランを出してもらうことができますので、それをベースに好みを伝えていくのが近道です。
ただ、土地選びから始める場合など、ある程度自分で決めておいた方が良い部分もありますので、いくつか紹介していきましょう。
■平屋にするのか、2・3階建てを選ぶのか
まず、平屋を検討している場合は土地が非常に重要になってきますので、これから土地購入を考えている場合は、「平屋が建てたい」旨をしっかりと業者に伝えましょう。
次に、2階建て以上であれば、階段をどこに配置するかは検討しておくべき課題です。
従来、玄関のそばに階段があるのが一般的でしたが、最近では小さなお子様がいる家庭を中心にリビング階段を好まれる方も多くなっています。
階段の配置次第で間取りプランは大きく変わってくるため、早いうちから検討しておくのがベターです。
■LDKに占めるキッチンの割合は?
各部屋の広さを決めていく際にポイントとなるのが、キッチンやリビングの広さをどれくらい確保したいのか、ということです。
特に毎日料理をされる家庭では、キッチンのレイアウトは非常に重要となります。壁付I型、ペニンシュラ型、アイランド型など、様々な形状がありますので、主に料理を作る方の目線で決めてしまいましょう。
もちろん、広さによってできること、できないことはありますが、まずキッチンを決め、それからリビングやダイニングの配置を工夫していくのがスムーズです。
■プランの概要が見えてきたら、生活導線をイメージ
工務店などから大まかな間取りプランを提案されたら、実生活の生活導線をイメージしていきましょう。
もちろん業者側も導線を考えて設計をしますが、生活の仕方は人それぞれなので、自分達の生活スタイルに合っているかどうかを考慮することが重要です。
特に、家事がしやすいかどうかはじっくりと検討しておくべきポイント。洗濯機から物干しスペースまでの通り道など、地味なところですが、ここで住み心地に大きな差が出ます。
業者によっては住宅模型や3D画像を作成してくれるところもあり、こうしたものがあると実生活のイメージに役立ちます。