「住宅を購入する」というのは、長い人生の中でも大きなイベントのひとつです。
そんな大きなイベントですから、何となく「家が欲しいな」と思っていても、実際にどのタイミングで購入するか迷っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そのほかのライフイベントや収入、年齢などの要素と、住宅購入のタイミングの関係について考えてみましょう。
■ライフスタイルの変化
住宅購入のきっかけとなることの多いライフイベントは、結婚や出産、子どもの入園、小学校入学などです。子どもを通わせる学校を選びたいと考えられる方も多いため、「小学校入学前」を目途に購入を決意される方が多いようです
。
結婚や出産のタイミングは、家族計画が定まっていないことも多いため、あまりおすすめできません。不必要に大きな家を買ってしまったり、手狭になって困ったりされる方が多いためです。
家族構成は住宅の間取りを決めるために重要な要素ですので、家族でしっかりと話し合い、納得して決めましょう。
■収入や年齢におけるタイミング
住宅購入を考えるうえで、資金計画は最初に検討すべき項目です。
住宅ローンを借りられる金額は、年収によって違ってきます。年間返済額が年収の25%以下であれば、おおむね返済に問題はないとされていますが、家族構成や生活スタイルによっても返済可能額は変わるため、一概に「いくらなら大丈夫」とはいえません。
購入後は固定資産税やメンテナンス費もかかってくるため、それらを合わせても問題なく支払える返済額となるよう、借入額を調整しましょう。その返済額で足りない部分は、手もちの貯金などから頭金を入れることで補います。
何歳ごろに買うのがいいというのは、決まった年代があるわけではありませんが、住宅購入に踏み切る人が最も多い年代は30歳代です。住宅ローンの返済期間は多くの金融機関で最長35年となっていますが、基本的に定年退職までに支払いが終わるよう計画するのがいいと言われます。年金生活になっても支払いが残っていると、その後の生活に差し支えるため、できるだけ早い段階で住宅を購入しておくと安心です。
■まとめ
住宅購入のタイミングにはさまざまな判断要素があるので、一概にいつが良いとはいえません。子どもの教育費や老後資金との兼ね合いも考え、ご自分に合ったタイミングを判断しましょう。
超低金利が続いている現在は、住宅購入のチャンスともいえます。「そろそろかな」とお考え中の方は、一度当社にご相談ください。