子どもはあっという間に成長します。
体の大きさも違えば趣味嗜好も変わっていく子どもの成長に対応できる部屋をつくるためには、どのような点に気を付けて部屋づくりをすれば良いのでしょうか。
今回は、子ども部屋づくりのポイントを「素材」「明るさ」「換気」「家具選び」の4点に分けてご紹介いたします。
■子ども部屋に適した素材
幼い子どもの場合、落書きやいたずら、飲み物をこぼすといったトラブルで部屋を汚すことが多いので、掃除のしづらい畳は避け、拭き取るだけで汚れを落とせるタイプの床材を選ぶと便利です。
また壁紙選びも重要です。壁紙には多数の種類があり、たとえば黒板のようにチョーク等で自由にお絵かきができるものもあれば、汚れが付きづらい素材や触り心地の良い自然素材のものなどもあります。基本的にはどれを選んでも構いませんが、汚すことを前提に貼り替えの簡単なものを選ぶのがおすすめです。
これらの子ども部屋の壁紙や壁の色を子どもに選ばせてあげると、自主性も養えます。
■部屋の明るさについて
子ども部屋の明るさですが、机に向かって勉強する姿勢は、どうしても前かがみになって手元が暗くなりがちですし、さらに部屋が暗いと汚れ等にも気づけません。
そのため採光性の良い大きめの窓を取り入れるとともに、部屋の照明にはLEDの昼光色や昼白色等明るいものを選びましょう。
■部屋の換気について
現代の住宅は非常に気密性が高いため、意識して換気をしないとなかなか空気の入れかえができません。家具などのほこりからアレルギー等の発症にもつながりかねないので、換気用に小さな窓を設置したり、換気扇を設置したりして対応しましょう。
■家具の選び方
ここまで、素材や明るさ・換気などについてお話をしてきましたが、実は子ども部屋の内装で一番悩むのが家具選びです。
子どもはまたたく間に成長するため、たとえばつくりつけの家具や大きさや設置場所が調整できない家具を選ぶと、すぐにサイズが合わなくなってしまいます。
その点、動かすことができて棚の高さも変えられるクローゼットや本棚は、子ども部屋の仕切りとしても使えるのでおすすめです。ナチュラルな色、自然素材で造りのしっかりした物を選べば10年以上使えます。
大型家具は調整の幅も大きいですし、ロック機構がついていれば地震等による転倒の心配もありません。
また、部屋のレイアウトをつくり込み過ぎないことも重要です。空間にはあえて余裕をもたせておき、新しく家具を追加したり物を捨てたりできるようにしておきましょう。
■まとめ
子どもの成長に合わせられる部屋つくりには、間取りや素材の選定など専門家の知識も必要です。「自分たちだけでは理想的な間取りが決められない」という場合は、ぜひ当社にご相談ください。